その第二は、IEEE Medal of Honorです。この度、2010 IEEE Medal of Honor 受賞者がDr. Andrew J. Viterbi(1992年度C&C賞受賞者)に決まりました。遡って見ると2009 年のDr. Robert H. Dennard(2006年度のC&C賞受賞者)、更に、2008 年のDr. Gordon E. Moore(2003年度のC&C賞受賞者)もそうでした。即ち、この3年間は連続して、過去のC&C賞の受賞者が、IEEEのMedal of Honorの受賞者に輝いているのです。なお、IEEEとはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略で、米国に本部を持つ電気・電子技術の学会。 その学会が与える情報通信分野のノーベルに匹敵する最高位の賞がこのMedal of Honorと呼ばれるものなのです。
平成21年9月24日から4日間、中国大連市で開催されたIEEE主催の「自然言語処理と知識工学」に関する国際会議NLP-KE2009において、
徳島大学大学院先端技術科学教育部の全昌勤(Quan Changqin)さんの発表した「Recognizing Sentence Emotions Based on Polynominal Kernel Method
Using Ren-CECps」がBest Paper Awardに選ばれました。
平成20年3月にイタリアのトレントで行われたIEEE Industrial Electronics Society主催の高度モーションコントロールに関する国際会議(AMC'08-TRENTO)に参加し、「Acquisition and Visualization of Personal Characteristics by Haptograph」と題した発表に対しSession Best Paper Awardに選ばれ、また会議のバンケットにおいてOutstanding Contribution Awardを受賞しました。
2007年度の外国人研究員助成受給者の一人であるValbona Barolliさん(国籍アルバニア)からPhDを取得した旨の手紙と、PhD論文「A Marketable Quality and Profitability Model: Toward Quality Enhancement of Corporations and Network Service Pricing」(写真1)が財団宛てに送られてきましたので、紹介します。
このコーナーは、研究助成を受けた方々の研究活動に関する話題や、財団の活動の一端を取り上げ紹介致します。皆様のご意見、感想などございましたら、お便り下さい。
2010年NEC C&C財団表彰式典、受賞者に関する記事一覧
2010年の財団の表彰式典は、C&C賞に加えて25周年記念賞の表彰があったことなどから、例年に比べて、新聞やwebで取りあげられる機会が増えました。
記事の一覧をファイルに示しますが、Linuxの創始者であるトーバルス博士がC&C賞受賞者として来日したことも、記事が多くなった理由の1つと言えそうです。
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C&C賞受賞者がノーベル物理学賞を受賞
C&C賞は今年(2009年)で、通算25回を数えました。最初の1985年は3グループの表彰を行いましたが、それ以降は年2グループの表彰を継続し、これまでに51グループ82名の研究者を顕彰しています。これらの表彰者のうち、32名は日本、50名は海外の方ですが、このような過去のC&C賞受賞者が、他の団体からも高く評価され、更なる賞を受賞されるのは財団としては嬉しいことです。今年は、それらが三つありました。
その第一は、2009年のノーベル物理学賞を受賞したDr. Charles K. Kao、Dr. Willard S. Boyle、Dr. George E. Smithの3人全てがC&C賞の受賞者でした。Dr. Charles K. Kaoは、光ファイバー通信実現の端緒を切り拓いた先駆的貢献により1987年度のC&C賞受賞者で、またDr. Willard S. BoyleとDr. George E. SmithはCCDの発明により1999年度の受賞者でしたが、ノーベル物理学賞も同様の業績により受賞となっています。
その第二は、IEEE Medal of Honorです。この度、2010 IEEE Medal of Honor 受賞者がDr. Andrew J. Viterbi(1992年度C&C賞受賞者)に決まりました。遡って見ると2009 年のDr. Robert H. Dennard(2006年度のC&C賞受賞者)、更に、2008 年のDr. Gordon E. Moore(2003年度のC&C賞受賞者)もそうでした。即ち、この3年間は連続して、過去のC&C賞の受賞者が、IEEEのMedal of Honorの受賞者に輝いているのです。なお、IEEEとはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略で、米国に本部を持つ電気・電子技術の学会。 その学会が与える情報通信分野のノーベルに匹敵する最高位の賞がこのMedal of Honorと呼ばれるものなのです。
その第三は第25回京都賞(2009年の先端技術部門)を受賞された赤ア勇博士です。赤ア博士は、1998年に、GaNの青色発光素子の基礎的且つ先駆的貢献として、中村修二博士とともにC&C賞を受賞しています。
このように、過去のC&C受賞者が、他からの受賞に輝き、短期間に重なることは滅多にあることでは無いと思い、それをお知らせしたく、ここに整理してみました。これを機会に歴代C&C賞受賞者とそれらの業績に関心を持って頂けたら幸甚です。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/
http://www.ieee.org/portal/pages/about/awards/pr/mohpr.html
http://www.inamori-f.or.jp/index_e.html
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徳島大学大学院、全昌勤さんがIEEEの国際会議にてBest Paper Awardを受賞
平成21年9月24日から4日間、中国大連市で開催されたIEEE主催の「自然言語処理と知識工学」に関する国際会議NLP-KE2009において、 徳島大学大学院先端技術科学教育部の全昌勤(Quan Changqin)さんの発表した「Recognizing Sentence Emotions Based on Polynominal Kernel Method Using Ren-CECps」がBest Paper Awardに選ばれました。
この研究の目的は、中国語で書かれたテキストから、書き手の感情状態を推定するアルゴリズムを構築することにあります。いくつかの代表的なWeb上の1500件にのぼるブログを分析し、それらのテキストコーパスに感情タグを付与した感情コーパス(Ren-CECps)を構築しています。50000文規模の感情付けコーパスを構築すると共に、感情の種類に多感情という新しい概念を導入した感情認識アルゴリズムを提案、その手法の有効性が高く評価されました。
なお、この分野の研究者へこの大規模感情付けコーパスの無償公開を予定しており、感情認識や感性会話システムの構築など、今後のこの分野の発展に大いに役立てられるものと期待します。
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桂誠一郎さんがOutstanding Contribution Awardを受賞
平成20年3月にイタリアのトレントで行われたIEEE Industrial Electronics Society主催の高度モーションコントロールに関する国際会議(AMC'08-TRENTO)に参加し、「Acquisition and Visualization of Personal Characteristics by Haptograph」と題した発表に対しSession Best Paper Awardに選ばれ、また会議のバンケットにおいてOutstanding Contribution Awardを受賞しました。
この研究はアクチュエータをセンサーとして使用することにより触覚の再現制御を人間が感じることのできる周波数帯を完全にカバーし、1KHz以上の広帯域で実現したものです。位置センサーと加速度センサーを統合した制御を行うことで高精度の制御が可能になったほか、題名のHaptograph(Haptoとは触るの意味)にあるように触覚情報を可視化したことが人間の動作の特徴を抽出する新しい表現方法としても評価されました。
ハプトグラフは熟練技術者のスキルの定量化や触覚ベースでの個人認証などへの応用の点でも興味深いものとして注目されました。
桂誠一郎さんは、2006年度の若手研究員助成(長岡技術大学)と、2007年度の後期国際会議論文発表者助成を受け、現在は、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科で研究に取り組んでいます。
更なる活躍を期待しています。
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Valbona Barolliさん、東京電機大学よりPhDを受ける
2007年度の外国人研究員助成受給者の一人であるValbona Barolliさん(国籍アルバニア)からPhDを取得した旨の手紙と、PhD論文「A Marketable Quality and Profitability Model: Toward Quality Enhancement of Corporations and Network Service Pricing」(写真1)が財団宛てに送られてきましたので、紹介します。
Valbona Barolliさんは、東京電機大学大学院先端科学技術研究科の滝沢誠教授の指導の下で、企業の品質力(企業の品質を評価した指標)と収益性を関連付けたモデルに関する研究を行い、2008年3月、東京電機大学よりめでたく博士号を受けられました。企業品質の向上と限界利益率の関係をモデル化し、日本の製造企業の実績値に基づいて検証を行いました。更にモデルを拡張することにより、インターネットのサービスプロバイダーの価格設定と品質力の強化との関係を論じています。
Valbonaさんのご主人のLeonard Barolliは、福岡工業大学情報工学の教授をされています。ご主人のご理解と暖かい励ましがあってのこととは思いますが、家庭をもった中でのPhDの獲得に対するValbonaさんの頑張りと努力に拍手を送ります。今後の益々のご活躍を期待いたします。
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