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公益財団法人 NEC C&C財団

2006年度C&C賞表彰式典

平成18年11月29日(水)台場のホテル日航東京にて、約100名の方々のご参列を頂き2006年度C&C賞表彰式典が執り行われました。佐々木理事長のご挨拶に続き、末松安晴審査委員長からC&C受賞者決定までの経緯説明と受賞者の発表が行われ、今年はグループAとして坂村健(さかむらけん)博士、グループBとしてRobert H. Dennard(デナード)博士が受賞されました。坂村博士は実時間動作を重視した基本ソフトウェアTRONの開発と組み込み制御システムとして世界へ普及させコンピュータ利用の新たな展開をもたらしことが評価されました。またデナード博士は近年の情報機器で重要な位置を占めるDRAMの開発とスケーリング則の提言により今日の情報化社会の発展に多大の貢献をしたことが評価されました。ご来賓の電子情報通信学会長の伊澤達夫様、駐日米国大使館科学・技術・環境部公使のジョイス・レイベンス様よりご祝辞を頂戴し、贈呈式を滞りなく執り行うことができました。続いて坂村博士から「TRON-ユビキタス・コンピューティングのためのオープン・リアルタイム・プラットフォーム」と題して、また、デナード博士から「マイクロエレクトロニクスにおけるスケーリング則の進展と将来の動向」と題して受賞講演を頂きました。受賞者との懇親の場としてカクテルパーティ、ディナーと続きましたが、はじめるにあたり、ご来賓の経済産業省商務情報政策局長の肥塚雅博様、情報処理学会副会長の中島秀之様よりご祝辞を頂戴し、盛会のうちにC&C表彰式典を終了いたしました。

表彰式典の様子
坂村博士 デナード博士 受賞講演の様子