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佐々木理事長ご挨拶
平成23年11月28日(月)ANAインターコンチネンタルホテル東京にて2011年度NEC C&C財団の表彰式典を執り行いました。 晩秋の午後、100名を越える方々にご出席頂きました。
佐々木理事長による開会の挨拶では、C&C賞は今年が27回目で、88名にのぼる受賞者を輩出したことなどの活動が報告されました。加えて、昨年末に公益財団法人へ移行したことにより、「民間による非営利の活動を活発にし、民による公益を増進する」という新公益法人制度の趣旨も念頭に、財団の目的を果たすべく活動を続けたいとの決意が述べられました。
式次第に従い、次に末松安晴審査委員長による選考経緯と受賞2グループの発表がありました。グループAの受賞者として、「リチウムイオン二次電池の開発および実用化に関する先駆的・先導的貢献」に対し旭化成の吉野 彰博士、また、グループBとして、「アロハネットからイーサネットに至るインターネットパケットアクセスシステムの発明、標準化および実用化に関する指導的貢献」に対しハワイ大学名誉教授のノーマン アブラムソン教授、およびテキサス州立大学オースチン校教授のロバート Mメトカルフェ博士らの業績が紹介されました。受賞者の方々には、佐々木理事長より、表彰状、C&C賞牌と賞金とが贈られました。
続いてご来賓の経済産業省商務情報政策局長の永塚 誠一様からは、受賞者へのお祝いと受賞対象の意義の大きさ、さらには、IT技術が経済や暮らしの基盤であり、中長期的な手を打つことの重要性が述べられました。電子情報通信学会長の安田 浩様からは、本年の大災害の中で、受賞対象の技術がいずれも大きく貢献したことに対する感謝の言葉と共に、安心、安全で豊かな生活を守るために今後とも重要な技術であり、3受賞者に続く若い人材の育成に努力したいとのご祝辞を頂き、贈呈式は滞りなく終了しました。
受賞記念講演では、グループAの吉野 彰博士からは「Course of development of the lithium-ion battery(LIB)」と題する講演を頂きました。1980年代の初めに、非水系の2次イオン電池の今後の重要性に鑑みて開発を開始したところから始まり、正極や負極の材料選びに苦労した話、活性度の高いリチウムが暴発しないことを確かめる実験のビデオの紹介等がなされました。
また、グループBのアブラムソン博士からは「ALOHANET」と題する講演を頂きました。ハワイ諸島を無線でつないだALOHANETのアクセス制御方式がイーサネットに改良適用され、さらにはモバイルデータ通信のアクセス制御に適用されることで、インターネットのアクセス全体に利用されて発展して来た様子が示されました。また、メトカルフェ博士からは、イーサネットの実用化と普及に際し、多くの企業や関係者の協力を得たことに感謝する言葉が述べられました。いずれのシステムにおいても、開発段階から人材派遣を含めた日本の数々の支援があったことが紹介されましたが、日本の先達が、当時の新しい技術の動きに積極的に関与していたことに感動を覚えた方も多いようでした。
受賞講演の後、受賞者を囲んでのカクテルパーティの場が設けられました。受賞者と参加者との歓談は30分と短い時間ではありましたが、和やかな雰囲気の中で会話も弾み、教科書で習った先生と話ができて感激したという声がいくつも寄せられました。
ご来賓の方々との晩餐会では、佐々木理事長会長の挨拶に続き、情報処理学会理事の落谷様より乾杯のご挨拶を頂きました。「ネットワークやバッテリーなど、災害時の必要性を思い知らされ、改めてこれらの業績の大きさを再認識した」と受賞者の業績が讃えられました。
最後に、受賞者のお客様を代表して、旭化成社長の藤原 健嗣様、東北大学名誉教授の野口 正一様、Zaxel社 CEOの鈴木 則久様よりお祝いの言葉を頂きました。続いて受賞者の感謝のスピーチがあり、晩餐会は拍手のうちに閉会となりました。
佐々木理事長ご挨拶
平成23年11月28日(月)ANAインターコンチネンタルホテル東京にて2011年度NEC C&C財団の表彰式典を執り行いました。 晩秋の午後、100名を越える方々にご出席頂きました。
佐々木理事長による開会の挨拶では、C&C賞は今年が27回目で、88名にのぼる受賞者を輩出したことなどの活動が報告されました。加えて、昨年末に公益財団法人へ移行したことにより、「民間による非営利の活動を活発にし、民による公益を増進する」という新公益法人制度の趣旨も念頭に、財団の目的を果たすべく活動を続けたいとの決意が述べられました。
式次第に従い、次に末松安晴審査委員長による選考経緯と受賞2グループの発表がありました。グループAの受賞者として、「リチウムイオン二次電池の開発および実用化に関する先駆的・先導的貢献」に対し旭化成の吉野 彰博士、また、グループBとして、「アロハネットからイーサネットに至るインターネットパケットアクセスシステムの発明、標準化および実用化に関する指導的貢献」に対しハワイ大学名誉教授のノーマン アブラムソン教授、およびテキサス州立大学オースチン校教授のロバート Mメトカルフェ博士らの業績が紹介されました。受賞者の方々には、佐々木理事長より、表彰状、C&C賞牌と賞金とが贈られました。
続いてご来賓の経済産業省商務情報政策局長の永塚 誠一様からは、受賞者へのお祝いと受賞対象の意義の大きさ、さらには、IT技術が経済や暮らしの基盤であり、中長期的な手を打つことの重要性が述べられました。電子情報通信学会長の安田 浩様からは、本年の大災害の中で、受賞対象の技術がいずれも大きく貢献したことに対する感謝の言葉と共に、安心、安全で豊かな生活を守るために今後とも重要な技術であり、3受賞者に続く若い人材の育成に努力したいとのご祝辞を頂き、贈呈式は滞りなく終了しました。
吉野 彰博士
Norman Abramson教授
Robert M.Metcalfe博士
受賞記念講演では、グループAの吉野 彰博士からは「Course of development of the lithium-ion battery(LIB)」と題する講演を頂きました。1980年代の初めに、非水系の2次イオン電池の今後の重要性に鑑みて開発を開始したところから始まり、正極や負極の材料選びに苦労した話、活性度の高いリチウムが暴発しないことを確かめる実験のビデオの紹介等がなされました。
また、グループBのアブラムソン博士からは「ALOHANET」と題する講演を頂きました。ハワイ諸島を無線でつないだALOHANETのアクセス制御方式がイーサネットに改良適用され、さらにはモバイルデータ通信のアクセス制御に適用されることで、インターネットのアクセス全体に利用されて発展して来た様子が示されました。また、メトカルフェ博士からは、イーサネットの実用化と普及に際し、多くの企業や関係者の協力を得たことに感謝する言葉が述べられました。いずれのシステムにおいても、開発段階から人材派遣を含めた日本の数々の支援があったことが紹介されましたが、日本の先達が、当時の新しい技術の動きに積極的に関与していたことに感動を覚えた方も多いようでした。
受賞講演の後、受賞者を囲んでのカクテルパーティの場が設けられました。受賞者と参加者との歓談は30分と短い時間ではありましたが、和やかな雰囲気の中で会話も弾み、教科書で習った先生と話ができて感激したという声がいくつも寄せられました。
ご来賓の方々との晩餐会では、佐々木理事長会長の挨拶に続き、情報処理学会理事の落谷様より乾杯のご挨拶を頂きました。「ネットワークやバッテリーなど、災害時の必要性を思い知らされ、改めてこれらの業績の大きさを再認識した」と受賞者の業績が讃えられました。
最後に、受賞者のお客様を代表して、旭化成社長の藤原 健嗣様、東北大学名誉教授の野口 正一様、Zaxel社 CEOの鈴木 則久様よりお祝いの言葉を頂きました。続いて受賞者の感謝のスピーチがあり、晩餐会は拍手のうちに閉会となりました。
式典会場の様子
末松審査委員長
ご来賓祝辞を頂いた
経産省商務情報政策局長
永塚 誠一様
ご来賓祝辞を頂いた
電子情報通信学会
安田 浩会長
C&C賞受賞講演をされた
吉野 彰博士
C&C賞受賞講演をされた
Norman Abramson教授
C&C賞受賞講演をされた
Robert M.Metcalfe博士
カクテルの場にて
カクテルの場にて
カクテルの場にて
カクテルの場にて
晩餐会会場の様子
情報処理学会理事
落谷 亮様による
ご祝辞と乾杯
ゲストスピーチ
旭化成社長 藤原 健嗣様
ゲストスピーチ
東北大学名誉教授
野口 正一様
ゲストスピーチ
Zaxel社 CEO鈴木 則久様
受賞者の皆様、
出席された奥様とご一緒に