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佐々木理事長ご挨拶
平成26年11月26日(水)ANAインターコンチネンタルホテル東京にて2014年度C&C賞表彰式典を執り行いました。 時折雨もちらついた晩秋の午後、約160名もの方々にご出席頂きました。
佐々木理事長による開会の挨拶では、C&C賞は今年が30回目で、今年度のノーベル物理学賞の受賞者の赤﨑博士と中村博士を含め、過去95名にのぼる受賞者を輩出したことなどの活動が報告されました。加えて、平成22年末に公益財団法人へ移行したことにより、「民間による非営利の活動を活発にし、民による公益を増進する」という新公益法人制度の趣旨も念頭に、財団運営の厳しい中にあっても、設立当初からの目的を果たすべく活動を続けたいとの決意が述べられました。
式次第に従い、次に青山友紀審査委員長による選考経緯と受賞2グループの発表がありました。グループAの受賞者として、「情報セキュリティ領域の先駆的研究と産学官コミュニティ構築による分野発展や人材育成に対する主導的貢献」 に対し中央大学教授で情報セキュリティ大学院大学初代学長の辻井重男教授、東京大学名誉教授の今井秀樹博士、また、グループBとして、「デジタル移動通信システムの開発と実用化に関わる主導的・先導的貢献」に対し、エリクソンとソニーモバイルコミュニケーションズの元CTOのヤン・ウッデンフェルト博士、クアルコム創業者会長のアーウィン・M.・ジェイコブス博士、東北大学教授の安達文幸教授らの業績が紹介されました。受賞者の方々には、佐々木理事長より、表彰状、C&C賞牌と賞金とが贈られました。
続いてご来賓の経済産業省商務情報政策局長の富田健介様からは、受賞者へのお祝いと受賞対象の意義の大きさ、特に両技術がビッグデータ、IoT(インターネットオブシングズ)といった今後の情報通信分野の発展を支えるために無くてはならない基礎技術となっていることを述べられ、漸く回復の兆しを見せ始めた日本の経済成長を軌道に乗せるイノベーションそのものでもあることを、大きく称えられました。電子情報通信学会会長の酒井善則様からは、暗号と情報セキュリティ分野において基礎から応用、理論から実践まで幅広く類い稀な貢献された受賞者への敬意を示されるとともに、移動通信普及の最重要課題である標準化を通じて受賞者が社会に与えた多大な貢献を称えられ、さらに両技術は社会課題を解決することのできる優れた情報通信技術の先駆的な事例であるとのご祝辞を頂戴し、贈呈式は滞りなく終了しました。
受賞記念講演では、グループAの辻井重男教授、今井秀樹博士からは、これまでの研究の経緯と、産学官による各種のコミュニティ活動などを通じて、今日のデジタル社会のもつ課題の本質と解決のための活動の方向性等が紹介されました。 また、グループBのヤン・ウッデンフェルト博士、アーウィン・ジェイコブス博士、安達文幸教授からは、これまでの技術開発の経緯や爆発的な技術進歩の定量的な紹介に始まり、無線通信技術が解決できる今後の社会課題や技術の方向性をお示しいただきました。 いずれの講演も、直面する社会課題の解決に対して、その技術のもつ重要性と可能性を表すものであり、将来を期待される講演となりました。
受賞講演の後、受賞者を囲んでのカクテルパーティの場が設けられました。歓談は40分程度ではありましたが、参加者も例年に比べて多く、和やかな雰囲気の中で、参加者が受賞者にお祝いの言葉を述べ、また参加者同士が懇親を深める交歓の場となりました。
ご来賓の方々との晩餐会では、佐々木理事長の挨拶に続き、情報処理学会長の喜連川優様より乾杯のご挨拶を頂きました。 晩餐会では、最後に、受賞者のお客様を代表して、岩崎学園理事長の岩崎幸雄様、東京大学教授の松浦幹太様、ソニー執行役EVPの根本章二様、米国カブリ財団のロバート・コン様(メッセージを代読)、NEC特別顧問の広崎膨太郎様、電気通信大学特任教授の中嶋信生様よりそれぞれお祝いの言葉を頂きました。続いて受賞者の感謝のスピーチがあり、晩餐会は拍手のうちに閉会となりました。
表彰式典の様子
佐々木理事長ご挨拶
平成26年11月26日(水)ANAインターコンチネンタルホテル東京にて2014年度C&C賞表彰式典を執り行いました。 時折雨もちらついた晩秋の午後、約160名もの方々にご出席頂きました。
佐々木理事長による開会の挨拶では、C&C賞は今年が30回目で、今年度のノーベル物理学賞の受賞者の赤﨑博士と中村博士を含め、過去95名にのぼる受賞者を輩出したことなどの活動が報告されました。加えて、平成22年末に公益財団法人へ移行したことにより、「民間による非営利の活動を活発にし、民による公益を増進する」という新公益法人制度の趣旨も念頭に、財団運営の厳しい中にあっても、設立当初からの目的を果たすべく活動を続けたいとの決意が述べられました。
式次第に従い、次に青山友紀審査委員長による選考経緯と受賞2グループの発表がありました。グループAの受賞者として、「情報セキュリティ領域の先駆的研究と産学官コミュニティ構築による分野発展や人材育成に対する主導的貢献」 に対し中央大学教授で情報セキュリティ大学院大学初代学長の辻井重男教授、東京大学名誉教授の今井秀樹博士、また、グループBとして、「デジタル移動通信システムの開発と実用化に関わる主導的・先導的貢献」に対し、エリクソンとソニーモバイルコミュニケーションズの元CTOのヤン・ウッデンフェルト博士、クアルコム創業者会長のアーウィン・M.・ジェイコブス博士、東北大学教授の安達文幸教授らの業績が紹介されました。受賞者の方々には、佐々木理事長より、表彰状、C&C賞牌と賞金とが贈られました。
続いてご来賓の経済産業省商務情報政策局長の富田健介様からは、受賞者へのお祝いと受賞対象の意義の大きさ、特に両技術がビッグデータ、IoT(インターネットオブシングズ)といった今後の情報通信分野の発展を支えるために無くてはならない基礎技術となっていることを述べられ、漸く回復の兆しを見せ始めた日本の経済成長を軌道に乗せるイノベーションそのものでもあることを、大きく称えられました。電子情報通信学会会長の酒井善則様からは、暗号と情報セキュリティ分野において基礎から応用、理論から実践まで幅広く類い稀な貢献された受賞者への敬意を示されるとともに、移動通信普及の最重要課題である標準化を通じて受賞者が社会に与えた多大な貢献を称えられ、さらに両技術は社会課題を解決することのできる優れた情報通信技術の先駆的な事例であるとのご祝辞を頂戴し、贈呈式は滞りなく終了しました。
博士
ジェイコブス博士
受賞記念講演では、グループAの辻井重男教授、今井秀樹博士からは、これまでの研究の経緯と、産学官による各種のコミュニティ活動などを通じて、今日のデジタル社会のもつ課題の本質と解決のための活動の方向性等が紹介されました。 また、グループBのヤン・ウッデンフェルト博士、アーウィン・ジェイコブス博士、安達文幸教授からは、これまでの技術開発の経緯や爆発的な技術進歩の定量的な紹介に始まり、無線通信技術が解決できる今後の社会課題や技術の方向性をお示しいただきました。 いずれの講演も、直面する社会課題の解決に対して、その技術のもつ重要性と可能性を表すものであり、将来を期待される講演となりました。
受賞講演の後、受賞者を囲んでのカクテルパーティの場が設けられました。歓談は40分程度ではありましたが、参加者も例年に比べて多く、和やかな雰囲気の中で、参加者が受賞者にお祝いの言葉を述べ、また参加者同士が懇親を深める交歓の場となりました。
ご来賓の方々との晩餐会では、佐々木理事長の挨拶に続き、情報処理学会長の喜連川優様より乾杯のご挨拶を頂きました。 晩餐会では、最後に、受賞者のお客様を代表して、岩崎学園理事長の岩崎幸雄様、東京大学教授の松浦幹太様、ソニー執行役EVPの根本章二様、米国カブリ財団のロバート・コン様(メッセージを代読)、NEC特別顧問の広崎膨太郎様、電気通信大学特任教授の中嶋信生様よりそれぞれお祝いの言葉を頂きました。続いて受賞者の感謝のスピーチがあり、晩餐会は拍手のうちに閉会となりました。
表彰式典の様子
青山審査委員長
経産省商務情報政策局長
富田 健介様
電子情報通信学会
酒井 善則会長
による受賞講演
による受賞講演
博士による受賞講演
博士による受賞講演
による受賞講演
喜連川 優会長によるご祝辞と乾杯
岩崎学園理事長
岩崎 幸雄様
東京大学教授
松浦 幹太様
ソニー執行役EVP
根 本章二様
NEC特別顧問
広崎 膨太郎様
電気通信大学特任教授
中嶋 信生様